マインドマップ読書キャンペーンにたくさんのご応募を頂きまして、
誠にありがとうございました。
募集要項はこちら >> マインドマップ読書キャンペーン
大変お待たせをいたいました。
多数のご応募の中から、受賞作が決まりましたのでご紹介させていただきます。
※この「マインドマップ読書キャンペーン」の
選考・審査につきましては、マインドマップや絵の描き方のうまさではなく、
内容にどれだけ共感したかという、選考者の独断と偏見で
選ばせていただきました。
ですので、受賞作のマインドマップが、他と比較して客観的な優劣がある・・・
というわけではありませんので、どうぞご了承下さい。
【実行委員長賞】ペンネーム むぎパパさん (課題図書「漂流」より)
<ご本人のコメント>
<セントラルイメージ>
千石船を描きたかったのですが、う〜ん。イラストが上手になるとうれしいですね。
いつものパターンですが、千石船の中に飛行船があったら、
長平は12年も苦闘しないですんだかなあ・・・
<感慨>
人生も一つの旅ですから、漂流することもあり。
無人島へ流されることもあれば、コンクリートジャングルの中で閉塞感を感じることもあるでしょう。
長平たちが、脱出用の船をつくるために、流木を集め、釘を作り、衣類で帆を造り、
つぎはぎだらけの船を完成させたとき、自分まで、作中人物の一人となって喜びを感じました。
いい小説に感謝!
<実行委員長の諸星さんからのコメント>
倉橋組の皆さまこんにちは。マインドマップ読書キャンペーン
実行委員長の諸星@サポートリーダーです。
大胆な切り口。そのブランチの切れ味は
ずしっと重く、じわりと響く。
圧倒されたのは
タイトルでもある「漂流」というフレーズで
対比されたメインブランチ。
たった3本のメインブランチと
シンプルなBOIでまとめられた
読書マインドマップの完成形的MM。
むぎパパさんの潔さとセンスが光る一枚に魅かれた。
右へ伸びる『漂流』という物語そのものへの
感想はもちろん、やはり興味深いのは
左に展開する現代の「漂流」。
日本の先に並ぶ空白のブランチが
また意味深というかリアルというか。
もちろんそれは決してネガティヴな意味でなく、
これからまた困難があろうとも、我々は、
救い、救われ、ときに空を見上げ、そして強く生きる。
現状をきちんと受け止めたうえで、
未来にあるリスクを充分に想定した上で、
そこにある希望を見出す。
そんな励ましのメッセージに聞こえてくる。
『漂流』という物語を通した
我々がもつべき“勇気の種”が撒かれているような
そんなむぎパパさんからのMM。
むぎパパさんからの素晴らしい読書マインドマップに、
マインドマップ読書キャンペーン、実行委員長賞を贈ります。
むぎパパさんには、副賞といたしまして「margherita ペンスタンド」が贈られます。
【倉橋賞】ペンネーム サキダンナさん (課題図書「漂流」より)
<ご本人のコメント>
本読みが苦手な私があえて挑戦しました。
長編でしたが、どんどん引き込まれていきました。
この話が実話であることにびっくりしました。
MMも楽しく書けました。
この読書コンクールがなければ出会えなかった本です。感謝。
<倉橋竜哉からのコメント>
人は生きなければいけない。
子どもでも知っている真理であります。
しかし、極限の状況下でも果たして生きる意味があるのだろうか?
無人島へ遭難するという、圧倒的な絶望感の中で「死ねばラクになれる」
とわかっているのに、なぜ生きることに執着するのか・・・
その葛藤が、この一枚のマインドマップから伝わってきます。
「生きる」と「死」のコントラストに目を奪われました。
「死」のブランチの先に、「生」という字が多く含まれていることに
気付き、生きることと死ぬことは、まさにコインの裏表のようなもの
なのだなと、改めて考えさせられました。
一冊の本を通じて、人間が持つ「強さ」そして「弱さ」を感じ、
そして何度となく心揺さぶられたのだろうというのがよく現れています。
読書というのは、あくまでも仮想体験でしかないわけですが、
たとえそうであっても、痛み、悲しみ、そして人としての温かさを
皮膚感覚として感じられたのではないかとお察しします。
人の持つ豊かさの一つに「経験」というものがありますが、
この読書体験を通じて、また一つ心が豊かになったのではないでしょうか。
その豊かさを、マインドマップを通じて多くの方にシェアして
いただいたことに心から感謝いたします。
サキダンナさんに倉橋賞をお贈りします。
サキダンナさんには、副賞といたしまして「ステッドラー エルゴソフト アクェレル 水彩色鉛筆 12色セット」が贈られます。
以上となります。
皆様からのたくさんのご応募に感謝です。
また、当企画の運営をしていただいた諸星さん、
運営に携わってくれたサポートスタッフのメンバー、
ありがとうございました。
またやりましょう!
2013年07月03日
アイネスト株式会社
代表取締役 倉橋竜哉
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